大変遅くなりましたが、10/11に開催された、黒住先生講演会 「稲毛海浜公園で見られる貝類について」 の報告です。
配布資料にある16種の貝を中心にお話をされました。
ここでは、あまり詳しく書くことは出来ませんが、これから私が話しをする時に参考になたことを少し。
・二枚貝のオスとメス:形では判別できないそうです。ただし、16種の中にある外来種のシマメノウフネガイは、小さい頃はオスで、大きくなるとメスになるそうです。
・検見川の浜では、よく採集されるイボキサゴの貝がらですが、東京湾内でも小櫃川河口あたりでは生息しているとのこと
・東京湾で一旦絶滅したと言われているバイは、回復の兆しを見せているそうです。
・検見川の浜で採集できる貝がらのミルクイ。これは、高級すしネタ「みるがい」ですが、もう少し手が届きやすいのが「白みる」と呼ばれるナミガイ。これも採集できます。そして、最近100円寿司でも「黒みる」と呼ばれるものが出ているそうです。これは、アメリカナミガイだそうです(さすがに検見川では採取できません)。これらの貝は、みな深く潜っているため、呼吸をするため水管を長く伸ばすので太く大きい水管を持っています。そして、その水管をいただきます。今はまだ安い「黒みる」見つけたら今のうちに食べておいたほうが良いとの情報でした。
その他、貝塚に出てくる貝と、今食べている貝との違いなど、面白い話をたくさんお聞きすることが出来ました。
さて、そのほか質疑応答でいくつか話題があがりました。
・いつから化石?
・いなげのカキ、食べても大丈夫?
・貝が大きく育たない
講演会終了後に参加者の方から、以下の質問をいただきました。
・以前、マテガイ採りをしていた人に対して、海上保安庁の船が警告をした。その内容が、塩を入れると海水の濃度が高くなってしまうから止めろということだったらしい。(マテガイ採りは、穴に塩を入れてマテガイがあがってくるところを摘み取るもの。)果たしてそうなのか?
・マテガイとマテバシイの名前に関係はあるのか?
また、講演会終了前に黒住先生に、検見川の浜で採集してもらった貝の同定を頼みました。
・スカシテンガイ、マクラガイ、シャゴウ → 貝名簿に記載
・印それぞれにコメントを掲載する予定でしたが、何とか出来たのは最後の貝名簿だけでした。
その他の項目についても、時間を見つけて掲載したいとは思っています。
とはいえ、もたついていると、次のイベント1/3(祝) 千葉県立中央博物館開催の「自然誌フェスタ千葉 」が、始まってしまいます。
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